みなさんこんにちは、つくば市の注文住宅で現場監督もやっています小貫です。
R+houseモデルハウスの工事も順調に進み、
終盤の外構工事に入りました。
8月に入り、完成間近な状態です。
先日、富山県黒部市に「パッシブ住宅」の視察研修に行ってまいりました。
今までの、性能重視な家造りの先に行く、自然環境をうまく取り入れた
家造りです。
季節に合わせた太陽光の取り入れ方、建築地の風向きに合わせた窓の設置、
無駄なエネルギーを使わずに、自然とうまく調和させた家造りはこれからの
課題になってくるかと思います。
黒部にある建物は、まず集合住宅の「パッシブタウン」です。
集合住宅を街並みからパッシブの考え方を取り入れ、
廻りの住宅地とは違った、自然豊かな街並み風景となっておりました。
立ち並ぶ、建物ごとにコンセプトは違えど、
パッシブの考え方はしっかり取り入れられているので、
性能が良いだけではなく、デザイン性も優れた建物でした。
次に見学したのは、戸建て住宅の「パッシブハウス」です。
閑静な住宅街に、一軒だけ明らかに違うデザインの建物があり、
今までの住宅とは違うのがわかります。
このパッシブハウスは、南側からの日射を夏場は庇で遮り、
冬場はうまく取り入れられ、風通しも良く、住宅内部は、
一年を通して、過ごしやすい環境になっています。
断熱性能の高い、断熱材、サッシ、建材を多く取り入れているにもかかわらず、
デザインもすばらしいのは、パッシブの考え方を良く理解していないと
できない事だと思います。
実際に、温熱環境を24時間計測を行い、実際の熱の伝わり方を
見られるので、住宅の熱の伝わりやすさに対処法を考えられます。
これから、こういった「パッシブ」の考えを取り入れた
住宅づくりが増えてくれば、無駄なエネルギーを使わず、
更には、光熱費が抑えられ家計の負担も減る理想的な住宅になると思います。