
家づくりにおいて、職人は非常に重要です。
夢のマイホームを実際の形につくり上げるのが住宅職人です。
住宅職人というと大工職人をイメージされる方が多いでしょう。
しかし、一言で職人といってもさまざまで、大工職人以外にもたくさんの住宅職人がいます。
基礎工事職人、サイディング職人、クロス職人、電気工事職人、
解体工事職人、板金工事職人、左官職人など多数。
このように、家づくりではたくさんの職人が夢のマイホーム実現のために携わります。
一人ひとりが自分の仕事にこだわりを持ち、一生懸命家づくりを行っています。
マイホームの工事がスタートしてからは、住宅職人に会う機会が少ないかもしれません。
しかし、大切なマイホームの建築ですので、ぜひ身近に感じていただき、
たくさん顔をあわせて、会話をしていただきたいと思います。
私たちがKAITEKI倶楽部をつくった目的のひとつが、住宅職人をもっと
身近に感じていただくためです。
それはたくさんの住宅職人が家づくりに携わるからこそ、より一体化を目指し、
一人ひとりのモラル向上、意識向上を図ることで、よりすばらしい家づくりができるようになると考えています。
家づくりは住宅職人一人がかけても良い家はできません。
みんなが一丸となってお施主様の夢のマイホームづくりに真剣になることで実現するものだと思っています。



着工式は初めてお施主様と職人が顔合わせを行う場です。
これからイメージしていたマイホームが、まさに現実の家として形づくられるスタートの日です。
お施主様にとっても、住宅職人にとっても、大切な日です。だから、私たちは着工式をただの儀式として終わらせたくありません。
住宅職人にとっての着工式
家づくりは、ただ“家”というモノをつくるだけではありません。
お施主様の夢や想いを形にするものです。
だからこそ、住宅職人はこれから自分たちが担当する家づくりのお施主様を知らなければいけません。
家づくりにはたくさんの職人が携わります。
一丸となって家づくりを進めてほしいと思っています。
その想いの象徴として、私たち住宅職人はみんな同じ半てんを着ています。

解体職人の仕事は、その名の通り家を解体することです。
建替え前の家を解体し、新しい家として生まれ変わる、まさにその手前の仕事です。
KAITEKI倶楽部の解体職人は、現場での作業時に徹底していることがあります。
それが「そうじ」です。
解体現場の敷地と全面道路をきれいに清掃します。
清掃まで行って今日一日の作業が終了となります。
建替えをするお客様は、今まで住まわれた家を解体しなければなりません。
たくさんの思い出の詰まった家を解体することは、ご家族皆さまにとってとても寂しくて、複雑な気持ちになると思います。
解体職人としてその家で住まわれてきたご家族の思い出を大切にするために、
作業終了後にきれいに「そうじ」をすることが、私たちのお施主様の今までの大切な住まいに対する感謝の表れなのです。
KAITEKI倶楽部として集い、住宅職人どうしがつながる「異体同心の結晶」として、KAITEKI倶楽部の職人たちはみな同じ「半てん」を羽織っています。


大工職人:鈴木棟梁 鈴木 浩司
趣味:今は仕事と子育てが忙しいので特別な趣味はないのですが、四輪バギーに関心があり、乗ってみたいです。
3人の子供を持つ愛情たっぷりのお父さん
この世界に入ったキッカケは?
私が大工になったキッカケは、友人からのススメです。
それまでは製造業で大規模装置の部品をつくっており、もともとモノづくりには興味を持っていました。
ただ、あまりにも大きな機械の一部だったため、全体がどのようにでき上がるのかが分かりにくかったのです。
そんな時、大工をやってみないかと誘われ、それは面白そうだと感じ、この世界に飛び込みました。
家づくりは本当に面白いですが、当初は理解するのに時間がかかりました。
上棟時には高いところへ上るのですが、当時は何よりも本当に大変でした。
今は普通に上れますが、慣れないようにしています。
やはり、慣れると事故の元だと考えていますので、
常に緊張感を持つようにしています。
この仕事で楽しかったことは?
お客様同志のつながりで指名された時は、本当に嬉しいですね。
以前、私が建てた家のお施主様の知り合いの方から、直接、指名を受けたときは、自分の仕事を評価していただけたと感じ、本当にうれしかったです。
反面、いい仕事をしないとご迷惑をおかけするため、仕事では緊張します。
お客様とのエピソードがあれば教えてください
やはり、現場でお施主様と話をしたことが印象に残ります。自分の家ができる過程を見ることは、本当にお施主様にとって大切なことだと思います。毎日現場に顔を出す方もいらっしゃって、少しずつ完成するマイホームの話をしていました。 その時のお施主様のうれしそうな顔は忘れられません。
家づくりを考えている方に向けて一言お願いします
口で言うより、ぜひ、現場を見に来てほしいです。
仕上がっていく工程を見てほしいと思います。やはり、家づくりの現場はその時しか見れません。そして、職人にたくさん話かけてほしいと思います。
話しかけてもらってコミュニケーションをはかっていくうちに、私たちのことを信用してもらうことができるので、それがとても嬉しいことです。
ぜひ、来て、見て、触ってください。
外壁職人:株式会社三ツ矢 蓮田 裕
趣味:仕事と犬と遊ぶこと。休みの日も仕事をすることがありますが、合間に犬を連れて散歩に行くことが大好きです。
二人の娘さんを持つお父さん
この世界に入ったキッカケは?
もともと会計事務所で働いていたのですが、親戚が外壁屋を起業したのをきっかけに手伝ったのが、この業界に入ったきっかけです。
手伝いを始めた頃は、知らないことが多くて本当に大変でしたが、現場を数多く経験することで学んでいきました。
この仕事で楽しかったことは?
工期が間に合わないという現場があり、そこに支援に行った時のことです。多くの職人たちがおり、みんなで一丸となってサイディング(外壁)を貼りました。
無事、工期に間に合いましたが、貼り終わって仕上がりを見たお施主様から、感謝の言葉をもらった時は本当に嬉しかったですね。
お客様とのエピソードがあれば教えてください
建物が完成し、しばらくたってからお施主様に会った際、挨拶をしてもらえたことは印象に残っています。
引渡しをしてからも、こういったつながりがあるのは嬉しいものですね。
また、現場によく見に来られるお施主様からは「何屋さんですか?」と聞かれます。
その時に「外壁屋ですよ」と答えると、さまざまな質問をもらいます。外壁の性能や効果を理解してもらえて、さらに感動してもらえるのを見ると私まで嬉しくなりますね。
家づくりを考えている方に向けて一言お願いします
現場での作業期間は1、2週間ですが、すべてマニュアルに沿ってしっかりと作業を行っています。マニュアルに沿ってやれば、手抜きなどできません。いい加減な仕事はやっていませんし、ご安心ください。
気になること、不安になることは、溜め込まないでください。その時はすぐに質問してください。それが家づくりを気持ちよく進める一つのコツです。
電気工事職人:小貫電気 小貫 直人
趣味:魚釣りです。川釣りも海釣りもどちらも行きます。釣った魚をすぐにさばいて食べるのが最高です。
3人の子供を持つ子育て奮闘中のお父さん
この世界に入ったキッカケは?
親父がもともと電気工事の仕事をやっていて、小さい頃から現場へ遊びに行っていました。職人の邪魔にならないように、現場の隅で物をつくったりしていたのがモノづくりに興味を持ったキッカケです。
この仕事で楽しかったことは?
電気工事は屋根裏に行くこともあります。夏の暑いときなどは、屋根裏に行くと50度ほどの温度になるので、30分も仕事が出来ません。真夏は大変な仕事だと思いますが、
照明を設置していくと、建物が最後の仕上がりに近づいていることを実感できます。この時がやっぱり一番楽しいですね。
お客様とのエピソードがあれば教えてください
リフォームのお客様でしたが、配線のために屋根裏に上ったところ、たくさんの大事そうな箱が出てきました。お施主様にとっては本当に懐かしいものだったらしく、屋根裏に置いていたことを忘れていたみたいです。そういった思わぬ発見があり、お施主様といろいろ話し込んだのは良い思い出です。
家づくりを考えている方に向けて一言お願いします
電気工事は見えないところの作業です。屋根裏や軒下、壁の中の配線など、家が完成したらなかなか見ることはできません。私たちは法に基づいて確実に仕事をしています。だから、安全ですし、配線もしっかりと行っておりますので安心してください。